古神道

明治天皇ご考案「教育勅語」口語訳文

川村 裕美

こんにちは。 ヒーラーの裕美です。いつもブログにお越しくださりありがとうございます。

前回、教育勅語について触れましたが、今日は教育勅語全体を大まかにブログの中でお伝えできたらと思います。

教育勅語と故相曽誠治先生

この教育勅語は、明治天皇が考案されたものです。 昭和天皇が天皇人間宣言をなさったために、天皇は人間としてみられるようになりましたが、 その前までは、天皇は神様の認識で国民はいました。

敗戦によって昭和天皇が宣言されたものですが、 天皇陛下を神様として見ようとする精神は、今上陛下に対しても残し続けたままでいいのではないか、という意見が現在もあります。

天皇陛下のお言葉を「神様のお言葉」として受け取る、ということにもなるのですが、私個人としても、そのように受け止めています。

この教育勅語について、超古神道家であった故相曽誠治先生が、著書「言霊と 太陽信仰の真髄」の最後のページに、触れておられます。先ほど書かせていただいた通り、昔は、天皇陛下は、ご存在そのものが神様でしたし、天皇の御言葉は神様のお言葉として扱われていました。

そして、相曽誠治先生は

明治天皇が考案された教育勅語は素晴らしい内容です。教育勅語は祝詞と同様の効果があり、教育勅語のおかげで神様からお示しを頂戴するかたが続出しています」と、日本の徳目教育に教育勅語を採用することをかねてから提唱されていました。

教育勅語の口語文訳

私は、私たちの祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現を目指して、日本の国士をはじめになったものと信じます。 そして、国民は忠孝両全の道を完うして、全国民が心合わせて努力した結果、今日に至るまで、美事な成果を上げて参りました事は、もとより日本の優れた国柄の賜物と言わねばなりませんが、私は教育の根本もまた、 道義立国の達成にあると信じます。

国民の皆さんは、子は親に孝行を尽くし、兄弟姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲睦まじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じあい、 そして自分の言動を慎み、すべての人々に愛の手を差し伸べ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、 人格を磨き、 さらに進んで社会公共のために貢献し、 また法律や、秩序を守る事はもちろんのこと 、非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と、安全に奉仕しなければなりません。 そして、これらの事は、善良な国民としての当然のつとめであるばかりでなく、また、私たちの先祖が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、さらにいっそう明らかにすることでもあります。

このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私たち子孫の守らなければならないところであるとともに、この教えは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、間違いのない道でありますから、私もまた国民の皆さんとともに、 父祖の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。(国民道徳協会訳)

教育勅語の12徳

  1. 孝行・・・・ 子は親に孝行を尽くしましょう。
  2. 友愛・・・・ 兄弟、姉妹は仲良くしましょう。
  3. 夫婦の和・・ 夫婦はいつも仲睦まじくしましょう。
  4. 朋友ほうゆうの信・・ 友達はお互いに信じ合って付き合いましょう。
  5. 謙遜・・・・ 自分の言動を慎みましょう。
  6. 博愛・・・・ 広くすべての人に愛の手を差し伸べましょう。
  7. 修学習業・・ 勉学にはげみ職業を身につけましょう。
  8. 智能啓発・・ 智徳を養い才能を伸ばしましょう。
  9. 徳器成就・・ 人格の向上につとめましょう。
  10. 公益世務・・ 広く世の人々や社会のためになる仕事にはげみましょう。
  11. 遵法・・・・ 法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう。
  12. 義勇・・・・ 正しい勇気を持ってお国のために真心を尽くしましょう。

まとめ

今日は、教育勅語をご紹介させていただきました。

相曽誠治先生は昭和の方で、この教育勅語が廃止された後にも生きられた方ですが、この教えをずっと残そうとされていました。今でも、この「教育勅語」は問題視されているのですが、12番目の「正しい勇気を持ってお国のために真心を尽くしましょう」というところで引っ掛かりがあるようなのですね。「お国のために戦争をしろというのか」と、軍国主義を謳っているものではないかと、そこで問題視されているのです。

ただ、この教えは、シンプルに見ると、日本の国体をそのままあらわした、私個人として決して消し去りたくない教えだと思いました。

相曽誠治先生がおっしゃっていた、「教育勅語は祝詞と同様の効果があり、教育勅語のおかげで神様からお示しを頂戴するかたが続出しています」という言葉からもあるように、神様からやはり愛される、神様から目をかけていただける教えでもあるようですね。

私もたくさんのクライアントさんと接してきましたが、こちらを大切にされている方はあまり問題ごとが大きくなっておられないし、また最初はそうではなくとも、浄化をしていくと、自然とこれらを大切にする心が出てきて、そして、それに則って行動をされていると、神様のご尽力がみられるようになっています。

自分の浄化をしていくと、自然とこういった心に変化していくというのも、もともと日本人はこういった魂をしているからだと思います。

ここに大切さを感じれないのならば、何かのブロックによって、何かの環境・経験によって、いつの間にか別の国の精神に上書きされてしまっている、のかもしれませんね。

今日は、教育勅語をお知らせさせていただきました。

皆様の何かのご参考になればと思います。

ABOUT ME
ひろみ
ひろみ
セラピスト・ヒーラー  
中学生の時に大きな光の存在に出会い「お前は選ばれた」と言われる。24歳の時にヒーリングの世界に出会い、そのままセラピスト・ヒーラーの道に入り、ついに20年以上の時が経つ。ヒーリングのみ最初はしていたが、除霊などの修行もさせられ、ついに夢を見る能力までいただくことになる。クライアントさんに夢を使ってヒーリングしているのが、他にないうちの特徴。夢の中で、天界からのメッセージも受け取っている。皆様にお伝えしたいことを発信できたらと思っている。 古神道・神道を軸として、皆様のヒーリングを行なっている。古神道勉強中。
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