古神道

親を大切の思う心・態度に神様は反応される

川村 裕美

こんにちは。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

今日も「鎮守の杜の神々」のお話を要約して書いてみようと思います。

今日のお話は「神様は、親孝行するものに感化される」というお話です。

一夜の神の宿

この「鎮守の杜の神々」の著者である、神主さん出会った、潮 武臣さんのお話です。

初冬の肌寒い風がしみる、白く霜の降りた冬のある日。

一人の見知らぬ旅人が、門口に立っていて、丁寧にお辞儀をされたということでした。

「昨日は大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。お陰でゆっくり休ませてもらい、旅の疲れもすっかり忘れた様でございます。勿体ないことでございました。」といって丁寧に腰をかがめました。

この男性は長らく出稼ぎに行っていたところ、実家の親が病気になったと知らせを受けて、帰る途中だったとのことでした。

そして、当時は歩いての移動でしたので、日も暮れかけていましたが、田舎ということで宿も見つからず、仕方なく人に道を尋ねて、お宮に参って、そのお宮の柱を背に眠ろうとしましたが、寒くて眠れなく、それでも旅の疲れから、いつしかまどろみかけていたとき。

そして、何かの音にふと目を目を覚ましてみると、白装束を着られた一人の神主さんがそばに立っておられる姿が夜目にもはっきりと見えました。突然の出来事に驚きながらも、旅の男はすぐに、自分が無断でここにここに泊まっている事を咎められるに違いないと思って、くずれた足を座り直して、神主さんの言葉を待った。

「お前、ここでさぞ寒かった事であろう。今、戸を開けてやるから内に入って、ゆっくり休むがよい。」

そう言われたかと思うと、さっと扉が音もなく開かれました。

そして、中に入ると、その神主さんもすっと見えなくなっていったとのこと。そして、心地よいままに眠りについたとのことでした。

そして、夜が明けて、昨夜の親切な神主さんに一言お礼を言って出発しようと思って、武臣さんのところに挨拶に行くと、武臣さんの御一家(お父さん、お母さんなど)がみんな驚いて、誰もそういった対応をしていないことだったということです。

そして、当時のそこの神主さんである武臣さんのお父さんが

「世にも不思議な話であるが、それはおそらく、あなたが親の安否を気遣って帰られる孝行に感じて、神様が一夜の宿をかされたのであろう。どうぞねんごろに、親御の病気を看取って上げなさるが良い。」と話されたということでした。

その男性は、あまりの以外な出来事に感涙にむせびつつ、何度も振り返ってはお辞儀をしながら、霜の白く降りた道を、国元を目指して帰っていったということでした。

神様は親を大切にする気持ち・態度に反応をされる

上のお話にもありましたが、神様は「親を大切に思う心・態度」に反応を見せられるのですね。

このお話を聞くと、同時に思い出すのが、明治天皇の出された教育勅語です。

その教育勅語の一つに、

孝行・・・子は親に孝養をつくしましょう。

というのがあります。

親を大切にしましょう、ということでありますが、これって本当は大切にしないといけないことかなと思います。

親を許せない気持ちって、そこにインナーチャイルドが眠っています

本来は、親も子も仲良くできるものなのだと思います。ただ、「毒親」という言葉が流行っている通り、この世の中、親に対して不満爆発な方がたくさんいらっしゃると思うのですが、実は、それはインナーチャイルドがそのままになっているからなのですね。

インナーチャイルドをヒーリングで何度か癒していくと、不思議とその「許せない」という気持ちが小さくなり、やがて「親も一人の人間なんだ」と不思議と思えるようになってきます。

「許せない」という気持ちがあるウチは、まだまだ癒しが起こっていないことになります。

あなたの中にまだ「怒り」が潜んでいるのですね。

いやすと、自然と、許せるようになります。

自分がそう変わると、親御さんも変わられるのですね。そして、やっと、親のことを大切にする精神が出てくるのです。

ここ日本では、この「親を大切にする」「家族を大切にする」というのが幸せになれる鉄則になっています。

なるべく親を許せるように、心に目を向けていくことが、自分のためにもきっといいことでしょう。

まとめ

ということで、今日は、「鎮守の杜の神々」の第一番目のお話をご紹介させていただきました。

別の本にもなりますが、「親を大切に思う気持ち」のところに神様が御手をかされること、よくお話の中に出てきます。また別のブログでも書きましたが、私の知っている人も「親に対して酷い言葉をかけている人が、それが原因で貧乏神がついている」、と夢で受け取ったこともあります。その方、いまだに金運悪いです。

昔だけでなく、現代でも、親を大切にする精神の大切さは、幸せになるためのルールの一つとして残り続けています。

是非、心の浄化をおすすめしたいと思います。

ABOUT ME
ひろみ
ひろみ
セラピスト・ヒーラー  
中学生の時に大きな光の存在に出会い「お前は選ばれた」と言われる。24歳の時にヒーリングの世界に出会い、そのままセラピスト・ヒーラーの道に入り、ついに20年以上の時が経つ。ヒーリングのみ最初はしていたが、除霊などの修行もさせられ、ついに夢を見る能力までいただくことになる。クライアントさんに夢を使ってヒーリングしているのが、他にないうちの特徴。夢の中で、天界からのメッセージも受け取っている。皆様にお伝えしたいことを発信できたらと思っている。 古神道・神道を軸として、皆様のヒーリングを行なっている。古神道勉強中。
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