異心に意識を向けてみる
こんにちは。ヒーリングルームNatural*Garden川村 ひろみです。今日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。
今日のお話は「異心」について一緒にお勉強してみましょう。
小野善一郎さんの「あなたを幸せにする大祓詞」を参考にさせていただきました。
誰もの心の奥底に、天津神が御鎮座されている
私たちの魂は、古事記にいらっしゃる天之御中主神、天津神から魂を分けていただいて、わたしたちの命というものがあります。ですので、私たちの心の奥底にはみんな例外なく、神様が御鎮座されているのです。
ですから、誰もがみんな神様なのですね。好きなあの人も神様の魂を持っていますし、ちょっと苦手なあの人も、心の奥底には神様が御鎮座されていますし、清らかな心を持っています。
でもそれが見えなくなってしまっているのが、「異心」という、本来神様のお持ちでない心がその表面を覆いかぶさっていて、その神様が表に出てこれないようになっているのです。
ですから、私たちは、それを祓って祓って、そして神様が表に出てこれるようにしなければなりません。
異心によって、心の奥にいらっしゃる神様の場所を穢してはいけないのですね。
異心の種類
- 恨む心
- 妬む心
- 傲慢な心
- 腹たつ心
- 不安な心
- 悪口
- 不足不満の心
- 我欲我見
- 思い通りになろうとする心
- 我欲我執
重なる部分もありますが、異心の種類を集めてみました。
高天原の神様にはこの異心はないとのこと。つまり私たち自身が自らの手でこの異心を身に付けたということであり、この異心を自らの手で払いのけることができるということです。
これらを捨てて祓って、清浄の本姿に服することが大切になっています。
異心の外し方
この異心を放そうとする努力がとても大切になってきます。
どうやったら離せるのでしょうか。話して外す・・・それもあるかもしれませんけど、聞かされた方は、やはりいい気分になりませんし、悪口を言うこと自体が、やはり神道でもタブーになっているようです。
じゃ、どうすればいいのか。
まず、こういう心に自分がなっているということに気づくことです。嫉妬していないか、何かいつも人に対して嫌な心を持っていないか、他人の悪口を言わなかったか、自分の責任を誰かに転嫁しなかったか。
自らの心をいつも点検や反省をしながら、天津神の御心から意識を離さないように努力することなのです。
なかなか、うまくいかないこともありますよね。
それでも、何度も何度も失敗しながらも、祓って祓って、そして、努力することが大切です。苦しいと思います。苦しむことも大切なのですね。苦しみながらもやっていくと、それがいつしか祓われていきます。自分をコントロールしていくことがとても大切になってきます。
産む前は苦しいですよね。その苦しむことによって強い心が育まれて、結果、自分の異心を外すことができて、そして神性さが現れてくるのです。強い心を育てるつもりで。
あとは天にお任せする
大祓詞もこれにあたります。
大祓詞を奏上する目的は、穢れた心が祓われ、本来の神性の御心に復帰することが一番にあります。
異心を祓って、そして、本来の自分の神性さを思い出すこと。神性な心と一つになって、その心と合わせることです。
その後には、過剰な期待や欲望を捨てて、そして、全てを感謝し、あとは神様に流れを任せる、そのような生き方が、神道であり、日本の文化のようです。
参考文献
まとめ
わたしたちの心を天津神の御心と一つにして、正しい息をしながら悪口を言わず、人の心を温かく励まし、そして、勇気と力を与える言葉で人と話をしたいものですね。