問題事がありすぎて、癒やす順番が分かりません。

ヒーリングに取り組みはじめるかたは、こういった方がほとんどではないかと思います。

でも、大丈夫です。

「今、一番気になっていること、今悩んでいること」に注目したら良いと思っています。

このセラピーを今の時期に受ける、ということは、必然なことだと思っています。ガイドが、「今ここに注目をしなさい。」と言ってくれているようなものなのですね。そして、その問題ごとのエネルギーを、セラピーを使って開放をしてやります。

そして、また次、ヒーリングに来られた時、またその時の、「今の問題、今気になること」に目を向けます。

これを繰り返すことで、いつの間にか、本来のあなたが 出てきていることでしょう。

ある不登校の中学生の女の子を見ていた時期があります。対面をすると、本当に目はうつろで、思考も感情もすべてが止まっている感覚がして、これは大変だなと思ったのが第一印象でした。そして、私はエネルギーを感じることが出来るので、対面すると、とにかく頭が痛くて、吐き気がして、私もその場で倒れ込みそうでした。かわいそうに・・・このくらいのエネルギーをこの女の子は抱えているんだなって、そう感じました。

そして、とりあえず、「今ある問題にまず目を向けよう」、という私のやり方で、このときもいつも通り、そのようにしました。1回目のセッションが終わると、頭痛が少し軽くなるような感覚でした。

ま、でも1回で終わるはずがありません。次のご連絡があったのが3日後でした。

そして、「極度な怒り」が出てきている、とご連絡をいただきました。そうなのです、大体2回めのヒーリングは「怒りを癒す」ことが多いのですね。そして、これは浮上だと捉えて、来ていただいて、ヒーリングをさせてもらいました。

このような感じで、3日ごとにご連絡が来て、そして、癒やす、・・・この繰り返しでした。あえて「いまその時の問題に目を向ける」、といったことを続けました。

3回目のセッションが終わったときには、ある程度頭がスッキリした感覚が私の方にも伝わってきて、保護者の方が「変わってきた」とおっしゃっていたのを覚えています。

そして、それでも3日ごとに、色々と問題事が起きます。そして、3日ごとにセラピーをしたのでした。

このペースにすこし不安を感じたのも事実ですが、でも、本人は[ヒーリングを受けることは全く苦しくない、大丈夫」と言ってくれていたので、それを信じて、とにかく出ては癒やす、出ては癒やす、をしていました。

確かに、セラピーを続けていると、癒やすブロックの内容が1回1回、変わりました。あ、これはいいなぁ、と同時に思っていました。

そして、1ヶ月半がたつ頃、計10回のセラピーを受けてもらって、やっとぐるぐるしたところから抜け出すことが出来たのでした。

中学生の3年間と大人の3年間って違いますよね。だからガイドが、次から次へと、短期間に問題を浮上させたのだろうと思いました。そして、私は「今ある現状に目を向け、そこに対してヒーリングをしていく」というスタンスを変えなかったのですが、本当にそのとおりだなってこの出来事によって、確信に変わり、今でも、このスタンスを信じて続けています。

10回目を終えたときに、私も「あ、終わったな」って感じたのですね。そして、女の子の方も、11回目を受けようとされたときに「これはセラピーじゃない」と保護者の方に言われたそうです。そう、ちゃんと、ご本人もわかっておられることに、私も驚きました。

 

後はリハビリです。この女の子は、最初は人と関わるのが怖い、だったのですが、人とふれあいたい気持ちが出てきました。ただ、どう関わっていいか分かりませんね。そういった今までの自分から、今後どう行動していったらいいかという、具体的な行動のノウハウがわからない状態ですね。ここは、地域の支援センターで訓練していただくことになりました。

文章の書き方だったり、人とどうやって話していったらいいかのノウハウです。ここの訓練を頑張られたと保護者の方に聞きました。

そして、次にその女の子にあったときに、びっくりです。当初あれだけ「何を話したらいいかわからない」と頭をかきむしゃいでいた女の子が、数ヶ月経ったときには私に紙とペンをかしてくれと言って、私に楽しい話を聞かせてくれました。大人顔負けのプレゼンを聞いているようでした。

ご家族の努力によって、学校も行かれはじめました。

 

 

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