なかなか子育てって、難しいですよね。
私のずっと好きだった詩を書いてみようと思います。
なかなかこのようにはならないかもしれませんが、
親御さんがこの詩を心の中に刻んでおけば、また子育ても自然と変わってくるのではないかと思います。
子は親の鏡 ドロシー・ロー・ノルト著
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、切れる子にはならない
褒めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
わかり合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、優しい子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
ドロシー・ロー・ノルト
レイチャル・ハリス 著
(子どもが育つ魔法の言葉より)
いじめられた経験、ありませんか?
「子どもがいじめにあっている」「子どもが仲間はずれにされている」など とても不安になられている親御さん、多いのではないでしょうか。
それは分かります。
そして、今これを読んでくださっている皆さんの小さい頃を思い出してみてください。みなさん、いじめられた経験ありませんか?私もあります。・・いじめられたことのない人、いらっしゃいますか?
おそらく、いじめられたことのある人が大半ではないかと思います。
あまりに暴力的ないじめ、団体でのいじめは、親御さんも動かれたほうが良いと思いますが、ちょっとした子どもたち同士のトラブルって、よくあることなのですね。みなさんも 小さい頃、あったでしょう?
普通にあることなのですね。
私も同じ地域の仲間が、6人くらいいたのですけど、いつもいじめのターゲットが違っていました。あるときはAちゃんがいじめのターゲット。数日経ったら、Bちゃんがいじめのターゲット。また数日経ったらCちゃんがターゲット・・・・と数日ごとにターゲットが変わり、どの子もみんないじめにあっていましたね。わたしもいじめられたこともあったし、逆にいつの間にか、仲間はずれにしている時もありました。子どもの喧嘩って、本当に きまぐれでしているものも たくさんあります。
また数ヶ月私もある男の子からいじめられていて、でもある時、そのいじめがやみました。大分、あの時頑張りましたけど、長い戦いでした。4ヶ月ぐらいかな。
また別の男の子ですけど、小学校4年生のときに、これまた消しゴムのかすを私に投げつけて来ていた男の子がいたのですけど、嫌な思いをしていました。その男の子、21歳になったときに、「ずっと私のことが好きだった。」と告白してきてくれたのですが・・・私のことをいじめていたので、11年間も私のことを好きでいてくれたなんて まさかと思いびっくりしたこともあります。
子どものいじめって、大人では計り知れないものがあるなって思うのです。
心配なのは分かりますが、上の詩にあるように
「不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる」とあるように、親御さんたちがそのいじめに対して不安になって育てていると、一緒にお子さんも不安になると思うのです。
親の存在は、子どもにとって偉大であり神様である
私がいじめを受けていたときに、母親に伝えていました。すると母親が「負けちゃいけない。あんたが悪いことをしているんじゃないから、大丈夫!気にしちゃ駄目!」とよく そう返してくれていました。
するとやっぱり子どもですね、そのまま素直にその言葉が耳に入ってきました。
「そっか、大丈夫!私頑張れる!」と親のその言葉そのものが、神様から伝えられたかのようなそんな尊い言葉として自分の中に入り、お守りのような言葉になりました。一時的に元気になるのです。
そしてまた学校に行くといじめられ、またぐしゃーっとなる・・・・そして、また母親に告げると、同じような言葉が返ってきて、元気になる。
その繰り返しでした。
でも母親が私の話をきいてくれて、母からのエールをを聞くと、とても元気になるのでした。
私にとって、あのときの母の存在は それは太陽のようでした。
どんなにいじめられても、母がいる、といった安心感があったように かんじています。
親の存在って、子どもにとってとても偉大な存在だろうと思います。
親の言葉ってそのまま大人になって影響をしていますよね。それに苦しむ人もたくさんいらっしゃってそちらにフォーカスしがちになっていますが、でも逆にいい言葉をかけ続ければ、それはお子さんにプラスに働くのです。
決して消えることのない太陽のような暖かく笑顔で見守ってくれている・・・そういった存在が子どもにとって何よりの お守り になるのですね。
きっと親御さんたちは、自分の存在がどれだけ子どもに影響力を与えているのか気づいておられないと思いますが。
でも、本当に お子さんは、親御さんの存在を 特別に思われていますよ。
明るくいよう!
最近は離婚も増えて、片親で育てられている方も多くなりました。本当に大変だと思います。子育てって、かなりエネルギーを使いますね。それをお一人でされるのだから、抜けることも当然出てきますよね。
その中で、どのような状況であっても、まずは親御さんが、明るく元気よくいれるように、自分をメンテナンスしましょう。
ときに自分にご褒美を上げたり、イライラしがちだったら小旅行に行ってもいいし、美味しいものを食べてもいいし、一人になる時間を自分にプレゼントしたり・・・自分を幸せにしてあげて、そして、自分が明るくいれるように努力されてみてください。お子さんは、親御さんの明るい姿を喜ばしく感じ、安心感を持たれると思います。
子は親の鏡・・・といった詩があるように、子どもは、親を見ています。それは子どもの、本能ですよね。生物学的に見ても 自然と目に入っているものなのだろうと思います。
これを読んでくださっている親御さんが、明るく元気良くいれる、太陽のように堂々としている存在でいれることに 意識しておられれば、きっとお子さんも自然と、頑張りながら、そこの試練を乗り越えていって、一回り大きくなった自分へと成長をしておられるでしょう。
子どもは経験から、人間関係を学んでいます。
社会人になって、いろいろな人と出会っていく中で、人間関係のトラブルも出てくるでしょう。
子どものころにそれを経験しておけば、子どもは人との付き合い方を経験しているので、おとなになってそこまで 人間関係に悩まないかもしれませんね。「こんな事を言ったら相手を怒らせてしまうのか」とか、「こういった態度が相手を傷つけるんだ」とかをその幼い頃の喧嘩の中から知れば、おとなになったときに、それが自然と生かされてきますもんね。
そして、しっかり親が、話を聞き見守ってあげれば、その環境の中で、子どもなりに頑張ります。
大人が、無理やり いじめる子を動かして子どものために環境を変えなければと思うよりも(場合によっては必要ですけどね)、まずは自分がお子さんを見つめ、見守り、自分が堂々としておくことに 目を向けられて見てはどうでしょうか。
親御さんは子供の心に魔法をかける力をすでにお持ちですよ。
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
そして、手に負えなかったらすぐ助けを求めれば良いのだし、先生やお友達に相談されても良いのだし。まずは自分にそういったお子さんを元気にする力があること、そして、自分がしっかりすればそれだけでお子さんは安心する、ということを自覚されることも 頭の中に入れておかれると良いなと思いました。