夏も本番になってきました。暑さに負けず頑張りましょう。

ネガティブ言葉とポジティブ言葉の黄金比率

前回 ある方が、お子さんと実験してくださいました。

ポジティブ言葉とネガティブ言葉~食パンを使って実験~驚くべき結果がでました~

ポジティブな発言と ネガティブな発言を かけた それぞれのパン。

ネガティブな言葉をかけたパンには、カビが生えて、ポジティブな言葉をかけ続けたパンはカビが生えなかった、という実験結果でした。

これは、パンを使ったので、わかりやすかったのですが、人も、同じような現象が起こります。

ネガティブな発言ばかりの人の側に行くと、気分が滅入りますよね。誰もが 感じられるのでは、ないでしょうか。

なるべく、ネガティブな発言は、避けたいものですよね。

「でも、できません。なんかやろうとは思うんですけど」という 方も いらっしゃいました。

そうですよね。生きている限り、溜め込んでばかりでなく 吐き出さないと 自分も滅入りますよね。

それで、ネガティブ発言とポジティブ発言の 一番の黄金比率というのがあります。

ノースカロライナ大学の研究より~職場での 実験~

職場で話される会話の、ポジティブな言葉とネガティブの言葉の割合を調べたところ、

その比率が 3:1以上で ポジティブな言葉が 多いチームは、ビジネスでも極めて高い 利益を上げ、チームメンバーの評価も高いものでした。

一方、3:1を下回ったチームは、会社への愛着が低く、離職率が高まったということです。

もっとも 業績の高いチームでは、6:1まで達していたと言います。

夫婦の間でも。

夫婦関係研究の大家、心理学者ジョン・ゴッドマン博士の研究によると、ポジティブ言葉とネガティブ言葉の比率が、5対1を下回ると、夫婦は 高い確率で 離婚にいたり、

ポジティビティー比をもとにした、離婚予測94%が的中しました。

よく、「理想のパートナーはどんな人がいいですか?」と質問をすると、「何でも話せる人がいい」と答える方が 多いですが、あれをやっていると、とんでもなく パートナーシップは乱れてしまうのです。

悪いところに目を向けるのではなく、相手の良いところに目を向けて、感謝の気持ちを表すのが、とても いい夫婦関係が築けると 言います。

ネガティブな言葉は 言ってはいけないの?

それでは、ネガティブな言葉は 言ってはいけないのか?

なかなか、特に 女性の皆さんは、難しいですよね。

黄金比率で、ネガティブな言葉が 0 でないことに お気づきでしょうか?

またゼロであっては いけないと言います。

「1」ないと いけないのですね。

だから、話してもいいのです。話さないといけないのですね。

ただ、それを中和するため、ネガティブな言葉を使ったら、その3倍は、ポジティブな言葉を つかわないと いけない、ということになります。

「聞いてくれて ありがとう」と きちんと 相手に 伝えて ポジティブな会話で 終わらせましょう。

これからの時代のネガティブ発言は 特に気をつけないといけない

スマホの時代です。スマホによって、情報をすぐ沢山手に入れられるようになり、本当にいい時代だと思います。

ただ、一方で、スマホを見ると 脳が 休まらない状態になり、スマホなどによる疲れも 気づかないうちに 多くためられている方も 多いでしょう。

疲れが溜まっている状態ですと、それぞれ皆さん、ストレスをためている状態になり、自分のことだけで、精一杯の方も多いでしょう。そこに悩み相談ばかりしていると、聞いている方は 疲労も蓄積していき、結局 キャパオーバーになり、友人関係でも 支障が出てくることが 考えられます。

相談事を することは とても良いことですが、ひとりひとりが疲弊しているので、やはり、思いやりを持って、ポジティブな話をも 意識してすることも、これからの時代、エチケットなのかもしれませんね。

相談事ばかりする関係は、おそらく どちらか一方が 疲弊します。すると、その関係も、続かないでしょう。

大切な関係な人ほど、ある 距離を持って、接することが、これからの時代、大切になってくるような 気がします。

参考文献です。

 

 

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