大祓詞の功徳効用を書いてみます。
こんにちは。いつもブログにお越しくださりありがとうございます。
以前書いたことがあるでしょうか?大祓詞の効用が書かれていたので、そのまま書かせていただこうと思います。
大祓詞の功徳効用
神仙奉道の一大事は、「祓清め」に存在する。「清め」に一歩近づくことは神に一歩近づくなり
九玄七祖父母五族累業の冥罪を消しさり、真澄清明なる本体に復元することができるのが、ただ一つの唯一の方法が、「祓清め」である。
「祓清め」を基調とせぬ神拝祈念・神事祭典は、決して正真の神祇(神々)の感応を拝するを得ず。
「祓清め」はすなわち神に至るの道。汚穢は即ち邪神妖魔に感ずるの道なれば、毎日、慎みて大祓詞を奉唱して、仰いで神恩を祈り至道によりて、全ての穢濁の邪気・罪咎の障祟の害気、災禍不詳の凶事を祓清めて、霊魂を浄化し、純化し、美化せしめて、清浄無垢、真澄清明なる本体に復元するを得るなり
「祓い清め法」は、一切の真澄・清明・浄化の元素にして修道の根本なり
「大祓詞」は虚仮空想の文学にあらず。神界における、神真・神霊の今に行為せらるる深秘尊厳なる事実を、そのまま言挙げするがために、正真神界に感応道交するなり。至誠至純の赤心をもて奉唱祈念するが故に、神明の徳に感応するなり。故に具体的な神験を蒙ぶりたる実例の数多あるは必然の事なり。
一般家庭に起きては、「祓戸神」を祀らずとも、普通の神棚に随意に祓戸の神等の御霊を祭祀しても差し支えなし。
家庭の神棚に「祓戸之神等」を招請鎮祀し得ざる場合は(ほとんどがこの場合に当たると思う)、必要に応じて、心中に祓戸之神等の御名を奉唱して(かけまくもかしこき祓戸之大神たち・・・と)その御守護祈念せるのみでも神徳を拝し得るなり。
天津祝詞は神拝祈念の折、大祓詞奉唱の前に2回または数回繰り返して修唱すべきものなり。また大祓詞奏上の暇なき折に、大祓詞の代用として修唱しても差し支えなし。
「大祓詞」は身におかせる罪は勿論、心の裏の邪念妄想、また不測不識(思いがけないところ)の過ちの咎をも祓い清め解除して、諸々の災禍凶事を免れしめ、清明善良の心念を起こさしめて魂を浄化して、以て、福祥を招き寿算を延ばしむる神術なり。
古代(世にいう縄文時代・神人同居顕幽未分の時世)は、別に教法を言いて人毎(誰もかれも)に説き誦する事もなき故に、況んや後世の如く、官人制定の刑法などはなかりしものにて、ただ、人民の罪穢れある時は、この大祓神事を行いて、心身を清めさせ修繕を累積せしめ給いたるものにして、世治まり国土静かなりしと云う実に貴重にして、寛仁(心が広く、情け深い)の重典なりと讃仰し得べし。
【参考文献「大祓入門」勅使河原大鳳著】