エッセイ

外の賑やかさより、あなたの内なる小さな声を聴いて。

川村 裕美

いつもブログにお越しくださりありがとうございます。

答えは、いつも思っているより、すぐそばから来ています。

夜眠る前に考えていたことの答えを、朝の夢が教えてくれることがあります。ふと浮かんだ「なんとなく」が、その日のうちに当たっていたと分かることがあります。迷っていたことの答えが、たまたま目に入った言葉ひとつで、すっと腑に落ちることもあります。

特別な人にだけ起きることでは、ありません。

答えは、もともと、誰のそばにもいつも届けられています。夢で、直感で、体の感じで。わたしたちの中には、魂からの声——本当の自分の声が、毎日ちゃんと話しかけてきているのです。

ただ、その声は、本当に小さな声なんです。

大きな声で主張しません。急かしません。何度も鳴りません。ふっと、一度だけ。静かに。

いっぽう、SNSや動画から流れてくる声は、大きくて、にぎやかで、何度でも繰り返します。

YouTubeを開けば、次々と動画が再生されます。SNSを開けば、誰かの意見が、誰かの正解が、誰かの暮らしが、スクロールするたび流れ込んできます。おすすめ欄は、こちらが頼んでもいないのに、休みなく差し出してきます。

音の大きさで勝負をしたら、小さな声は必ず負けてしまいます。

だから、無視されがちになるのです。声の大きさと、声の正しさは、別のものなのに。

そして、ここからが、いちばんお伝えしたいことです。

小さな声がかき消されると、空いた席に、SNSや動画の声が座ります。

昨日見た動画の言葉が、いつのまにか「自分の声」になります。誰かの投稿の考えが、「自分の考え」になります。インフルエンサーの欲しいものが、「自分の欲しいもの」になります。そして気づかないうちに、画面の中の誰かの人生を、生きはじめてしまうのです。

本当の自分が、少しずつ、打ち消されていきます。

不思議なことに、そうやって他人の声で生きていると、評価やご縁が、自分に届かなくなります。

頑張っているのに、なぜか認められない。ちゃんとやっているのに、なぜか選ばれない。

それは、力が足りないからではありません。世界が見ているのが「本当のその人」ではなく、画面の中の誰かのコピーになってしまっているからです。コピーには、本物の反応は返ってこないのです。

でも、これには続きがあります。

整えれば、戻るのです。

動画を見る時間を、少し減らす。SNSを開かない時間を、少しつくる。通知を切って、静かな時間をつくる。それだけで、静けさの戻った席に、本当の自分の小さな声が帰ってきます。夢が、直感が、また話しかけてくれるようになります。

そして、本当の自分に戻ったとき、世界はちゃんと、その人自身を見はじめます。評価が、ご縁が、チャンスが、「本当のあなた」に向かって届きはじめます。本物に戻った分だけ、世界も本物の反応を返してくれるのです。

ですから、もし最近、自分の夢を思い出せないなら。スマホを置いたあと、自分が本当は何をしたいのか、分からなくなっているなら。

それは、あなたが空っぽだからではなくて、ただ、まわりが少し、にぎやかすぎるだけかもしれません。

静かにしている人のところへ、小さな声は、ちゃんと帰ってきます。

覚えていられた夢は、メモをひとつ。意味が分からなくても、大丈夫です。あとから「ああ、あれはこのことだったのか」と分かる日が、ちゃんと来ます。

あなたのいちばん確かな相談相手は、SNSの中ではなく、あなた自身の静けさの中に、います。

ABOUT ME
ひろみ
ひろみ
セラピスト/ブロガー
精神世界を探求・研究し続けてきて21年。退行催眠のセラピスト。また、夢を見てメッセージを受け取ったり、夢を使ってヒーリングを行うこともしている。いつの間にかどこからともなく夢でメッセージが来るようになり、そのメッセージをこのブログで発信中。
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