母の考えが、自分の考えと錯覚するようになりました。

ある方から、メールをいただきました。

母の考えが、自分の考えと錯覚するようになりました。
でも、その人の考えに影響されやすい性格は昔からかもしれません。
時には友達や彼氏の考えに影響されていたこともあります。
私は自分がないのです😣
これ、親子の境界線のお話ですよね。よくこれ、あります。また、お友達や彼氏さんにも影響されていたということですが、私もこれに気づいた頃がありました。
私も若い頃ですが、失敗したくない、という思いが強く、特に小さなことまで親に聞いていた時期があります。
でも、ふと思いました。
私、これでは、自分がなくなってしまう、と。そして、親もいつまで生きれるかわからないし頼れなくなることもあるかもしれない。また何しろ親の言っていることが全て本当なのだろうか、と疑いを持つようにもなって。
そして、ある日、私は決心したのです。「失敗してもいいから、自分で答えを出そう。そして、実行していこう。これは訓練の時期だ。そういう癖をつけよう」と思って、その日を境に、なるべく自分で答えを出して、そして行動していく、という風に決めました。
そして、やってみると、結構うまくいくし、失敗もするけどそんな思っていたほどの失敗にもならず、むしろその失敗が勉強になって、そして、その一つ一つが自分を大きく作り上げたように思います。
もうトライアンドエラーが当たり前になっていきました。「誰にも聞かずにやってみる」この決意が、私を大きくさせてくれ、そして、いつしか自信に変わっていたように思います。そして、自分の軸が出来上がりました。
それを当たり前にすると、いつの間にか親の言うことと自分の言うことの間に、自分なりのベストな境界線が出来上がっていました。
これもまたいい境界線が出来上がった感じがしています。
親の言うことは全て聞かない、というのではなく、一意見として聞くことができるし、またそれがいい意見だったら取り入れて自分に合うかどうか試してみるし、決して意固地にはならず、柔軟性を持って対応できていると思います。いい境界線ですよね。
その一方で、「これは絶対にやってみたい」ということは、親にも誰にも相談せずに、やるようにしています。昔はいちいち聞いていたのですよね。私にもそのような時期がありました。
だから大丈夫です。この訓練をすると、自分の軸がしっかりしてきます。
今するべきことは、自分の心の声というか、自分はどう思っているのか、そういった静かな時間を持つことも大切だし、そして、そこで浮かんできたものを「何を望み、そのためには何をすればいいのか、何をするか決めて、それを実行する」、と自分を訓練の期間を持つことによって、自分というものがしっかりしてくると思います。
何かをすることに、誰にも意見を聞かないと決めることによって、これも自然とできてくると思いますしね。また失敗してもいいですからね。また修正すればいいだけだから。
失敗は本当は失敗ではなくて、成長するチャンスなのですよね。失敗して当たり前なのですよ。
失敗が私を強くしてくれたので、私は失敗に感謝しています。